2010-09-13

Music Surfing

ハロー。諸君。
俺の名前はNOODLE。
日本とアメリカの国境で生まれた。

ご紹介に預かりました通り、母ちゃんの腹ん中にいる頃からのギタリスト。
昔は彼女の聴くジャズに合わせてギターを弾いた。
放浪の旅を続けながら、気の合う仲間達と音楽を楽しんでる。

そして昨晩はAの生誕前夜祭。
アリスを迎えて初めての演奏だった。
もう、最高よ。
アリスホワイトは神の子かも知らんね。
メグホワイトよりキュート。
ジャックブラックよりクール。
おれはギターを抱えて彼女の横に立つだけで、まるで魔法にかかったみたいに、ギターが勝手に音を奏でるんだ。
ありゃあたまげたよ。
そして夜の街に少しだけ、溢れたね。愛が。LOVEが。
君たちには何が見えた?
俺は未来を見たよ。
未来があるってのはだな、明るく聴こえるかもしれないが、終わりがあるってこった。
別に難しい話じゃない。
始まりがあるものには終わりがあるんだよ。
全ての映画にエンドロールがあるように。
朝と夜があるように。
生と死があるように。
始まるものには終わりがある。
君だってそうだろ?
何だってそうなんだ。
でもそれってとても素敵なことだろう?
なんてロマンチックなんだって俺は思うね。
だって終わりがあるから俺たちはこうやって出会ったんだろう?
たとえそれが、全てがただ一時の夢でもいいんだよ。
俺たちがこのイカれた不思議の国から抜け出す為には、音楽の力が必要なんだ。
そしてこの長い戦争を終わらせる為に、俺たちは今まさに、新しい始まりに立っているんだ。
孤独から抜け出す為に。
失ってしまった何かを取り戻すために。
心にぽっかり空いてしまった隙間を埋めるために。
どうすればいい?簡単さ。リズムに乗るんだ。
君の空を覆う雲を突き抜けて、行きたいところへ行くんだ。
ニューヨークにだって行ける。ロンドンにも行ける。
ロケットなんかなくったって、俺たちは宇宙にまで飛んでいけるんだぜ。
目を閉じて、アリスの声に耳を傾けてくれ。
そしたら、半信半疑で怯える君にも聴こえるはずだよ。
それはかつてアリスが俺たちに教えてくれたように。
孤独なのは君だけじゃないんだよ。
俺たちだっていつも思ってる。


「何も恐れず生きていけたら良いのにね。」